枕を首の下に入れる「首枕」がおススメ
整体的にみて寝ている時の枕の使い方として、枕を首の下に入れる「首枕」がおススメです。首枕をすると、自分の頭の重さによって首が牽引されて寝ている間に首のカーブが維持され、首の痛みや寝違いの予防、ストレートネックにも効果的だからです。
低反発タイプの枕はおススメしません
整体師として、低反発タイプの枕はあまりおススメしません。寝た瞬間は首筋が伸びて気持ちよく感じても、朝には首が痛くなることがあります。
なぜなら、人は寝ている間に20回くらい寝返りを打つのですが、低反発タイプの枕は、沈み込みが強く寝返りの動きがスムーズにできないからです。
ストレートネックにも効果がある首枕の作り方
1. まずはベッドの上にバスタオルを広げてください。そして、長い辺を半分にたたみます。
2. もう一度、長い辺をたたみます。
3. 長い辺をくるくると強めに丸めて、両端をゴムで固定して完成です。
5、寝る時に首の下に入れる。
寝具店や治療院でも市販の首枕はあります。ただ、姿勢のよい人にとっては市販の首枕は使いやすいのですが、姿勢の悪い方のとっては、最初から硬い素材の首枕は苦痛で、とても寝られません。ですから、最初はバスタオルを使った首枕がいいでしょう。
バスタオルは柔らかいので市販の首枕に比べると、効果は劣ります。首に強い症状のある方の場合は、最初の数週間から数ヶ月はバスタオル首枕を使って、その後市販の首枕に切り替えるといいでしょう。
気をつけていただきたいのは、小さいお子さんには、首枕はあまりふさわしくありません。
お子さんにとっては、首枕で首だけの関節のズレを解消するよりも、たくさん寝返りをうつことで、身体全身の歪みをとる方がより大切だからです。小学2年生ぐらいから使ってよいでしょう。
理想的な首枕のサイズは?
身長や首の長さに応じて、バスタオルを増やし枕の丸い部分を少しずつ大きくしていきます。首枕のバスタオルの大きさは、身長が120~150センチの方で直径が5~6センチを目安にしてください。
子供の場合、身長が150センチ以上になり、身体つきもしっかりしてきたら、硬い素材の市販の首枕にしていくというように、首枕は段階的に使っていくのをおススメします。大人の場合、バスタオル首枕の大きさは、身長が160センチで直径7センチ、170センチの方で直径8センチ、身長が180センチの方で直径9センチを目安にしてください。
あなたに合うオーダーメイドの枕って?
よく、「あなたに合うオーダーメイドの枕をつくりましょう」という広告を見かけますが、あのような商品は、今のあなたの首のカーブにとってラクな状態を保つための枕であり、整体的にみて正しい首のカーブに改善することが目的になっていません。
今のあなたの姿勢にとってはラクかもしれませんが、それではいつまで経っても首の矯正にはつながらず、そのうちに合わなくなって、また枕を作り変えるという状況になってしまいます。ですから、あなたにの首に合った正しいカーブをつくるためには、理想の首枕を使って矯正していくことが必要なのです。ぜひ、首枕をお試しください。
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