顎関節の症状
顎関節症は、アゴを動かす筋肉が異常を起こして、口の開閉がスムーズに出来なくなり、口を無理に開けようとすると痛みが起こるのが主な症状です。
この症状は、口を大きく開けようとして開かず、そこではじめて異常に気付くことが多いのが特徴で、酷い人は、上下の歯が1センチほどしか開かなくなります。
特に首の筋肉の異常がアゴにあらわれる
顎関節症の原因は、アゴの骨や筋肉の異常だけでなく、首から頭につながっている胸鎖乳突筋という筋肉が硬直したり、伸びきってしまうことが考えられます。
呼吸器系の衰えも原因
さらに、根本的な原因を探ってみると、肺などの呼吸器系に問題があるケースが多いです。
肺の活動に影響を与えている骨は、胸にある12個の骨、胸椎のうち3，4番ですが、この2つの胸椎の動きが悪くなってくることで肺の動きが鈍くなり、その結果として胸鎖乳突筋からアゴへと広い範囲に異常を起こします。また、顎関節症の場合は、胸椎3，4番は頚椎5，6番とも連動しています。
自己整体法
アゴの異常は、肺からきているわけですから、アゴだけに行う自己整体では効果が薄く、根本的な解決になりません。そこで、肺の機能を高める「脊柱を緩める自己整体をご紹介します。
➀仰向けに寝て両手を前から頭上にあげ、背骨をグ～ッと気持ちよく伸ばします。
➁5秒ぐらいためをつくって、瞬間的にポンと力を抜きます。
➂1回3セットを1日3回やるといいでしょう。
この自己整体では、背伸びをした筋肉を収縮させる動きと、まったく正反対のポンと力を抜いて弛緩させる2つの対照的な動きの反動を利用して、肺の機能を活発に出来るのです。
蒸しタオル法
アゴが痛んでいるときに、痛みのある部分に蒸しタオルをあてるのが良いでしょう。
比較的軽い症状の方は、痛みが徐々に取れてきます。
全身の整体がおススメ
アゴの痛みでお悩みの方は、顎関節や呼吸器系の不調以外にも腰痛・首肩コリといった不調も必ずあります。顎の不調を改善するためには全身の整体を改善する事が必要です。
自己整体法で改善されない方は、当院へお気軽にご相談ください。
投稿者 あらた整骨院 院長 今村辰郎 >>院長のプロフィール
